アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』を開く

II.読解のポイントを探る 【P.40 L.1】

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検討項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.40 L.1 (定義2*5について) X (定義1*5の部分関係の概念を使って定義しています。)

関連項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.40 L.2 を含むような社会的選好関係Rに制限されている Y2 をその部分関係とするような社会的選好関係Rに制限されている
(→詳細



  • 式の中の「x#Ry→xRy」は,定義1*5の(1)に対応づけて理解できます。
  • 式の中の「x#Py→xPy」は,以下のように考えると,定義1*5の(2)に対応づけて理解できます。
    • 前半のx#Pyは,定義から,(x#Ry) & ~(y#Rx)ということです。
    • 後半のxPyは,定義から,(xRy) &~(yRx)ということです。
    • よって「x#Py→xPy」は, 「 (x#Ry) & ~(y#Rx) → (xRy) &~(yRx) 」ということです。
    • この式のかたちから,定義1*5の(2)に対応づけて理解できます。 (定義1*5の(2)では,右辺にxQ2yを加えてもよいのでした。)





本ページの概要とお願い:
  • 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の 特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
  • 本ホームページの主旨や注意などについては,こちら(「読解のポイントを探る」項目リストページ)をご覧下さい。




[2011年7月14日 初版をアップ]


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