アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』を開く

II.読解のポイントを探る 【p.39 L.22a】

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検討項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.39 L.22 不完備であり Y1 不完備かもしれなく



  • 該当部分の前後は,原文では Once again R under the first may violate completeness, while... となっています。
  • may violateですから,完備性を損なうことがあるというニュアンスです。
  • 実際,選好の布置によっては補題2*bの条件が満たされ,完備になる場合が考えられますので,「不完備であり」と言い切るよりも,「不完備かもしれなく」の方がよいでしょう。





本ページの概要とお願い:
  • 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の 特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
  • 本ホームページの主旨や注意などについては,こちら(「読解のポイントを探る」項目リストページ)をご覧下さい。




[2013年7月23日 初版をアップ]


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