検討項目
位置 |
検討する部分 |
種別 |
訂正案, コメント |
P.28 最後 |
(図1*.1について) |
X |
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8本の矢印がありますが,前提とする性質に違いがあるようです。
Tを中心としたPP, PI, IP, IIへの4本の矢印は補題1*a(p.15)に基づいています。ここでは完備性は前提にしませんでした。
(補題1*aで前提にした「準順序」の条件には推移性のほかに反射性が含まれますが,実際の補題証明では反射性の性質は使われませんでした。つまり補題1*aの「準順序性」の条件は,「推移性」とおきかえてもよかったことになります。そこで,本図でTを中心としたPP, PI, IP, IIへの4本の矢印を考える上でも,反射性の前提は考えなくてよいでしょう。)
中央上部のPP & PI → Tの矢印は補題1*o(p.26)に基づいており,完備性を前提にしています。
残るPI⇔IP, IP→II, PP & II →PIの3本の矢印は補題1*r(p.27)に基づいており,完備性を前提にしています。
(補題1*rにはIP→IIがなく,PI→IIとなっていますが,PI⇔IPのためIP→IIともいえます。)
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特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
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[2011年9月22日 初版をアップ]
(最終アップデート:2011年9月28日)
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