検討項目
位置 |
検討する部分 |
種別 |
訂正案, コメント |
P.27 L.12 |
(補題1*qについて) |
X |
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補題1*qは,(A)「二項関係Rから...が性質βを満たす」
と(B)「Rが順序である」について
(A)⇔(B)を主張する内容で,
補題1*nと補題1*pから得られることになっています。
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(A)→(B)は,補題1*nと補題1*pから自然に理解できるでしょう。
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(B)→(A)では,(B)からPI-推移性を導き,その上で補題1*nを使って(A)を導きます。
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下線部は,順序(反射性,完備性,推移性)の性質のうち推移性さえあればPI-推移性が導かれるためです。例えば,P.15-16の補題1*a(2)の証明では,反射性を使用せず推移性でこと足りました。(「順序は一種の準順序であり,よって補題1*aの(2)で証明した」と考えることもできますが。)
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特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
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[2013年6月2日 初版をアップ]
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