アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』を開く

II.読解のポイントを探る 【p.25 L.18】

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検討項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.25 L.7 (補題1*nについて) X



  • 二項関係が選択関数C(S, R)を生成することを前提した上で,(A)「C(S, R)が性質βを満たす」と(B)「RがPI-推移的である」について,(A)⇔(B)を主張する補題と解釈されます。
  • 証明では,最初に「二項関係が..すでに述べた」としています。これはよいでしょう。
  • 次の「いま,Rが...」から始まる4行が,(A)→(B)の証明です。ここで,対偶を取っていることに注意します。つまり,not(B)→not(A)の手順で証明を行っています。
  • 次にP.26の1行目からの5行が,(B)→(A)の証明です。ここでも対偶を取っていることに注意します。つまり,not(A)→not(B)の手順で証明を行っています。





本ページの概要とお願い:
  • 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の 特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
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[2013年6月1日 初版をアップ]


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