検討項目
位置 |
検討する部分 |
種別 |
訂正案, コメント |
P.19 L.20 |
(補題1*fについて) |
X |
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補題1*fは,本書では証明の議論がされておりません。ですが,内容的に次の補題1*gに包含されている構造があり,また補題1*gで(証明の議論はやはりないのですが)どのようにすればそのような順序Rが得られるのか説明される展開になっています。
ここでは,以下の点のみ注意して,とりあえず先に進んでよいでしょう。
- 任意の順序(反射性,完備性,推移性)は準順序です(反射性,推移性)。このような準順序は,すべて(定義1*6の意味において)自分自身と両立するといえます。
- (別項目の説明と少し重複しますが)ある準順序に対して,それと両立する順序は1つとは限りません。例えば,下の準順序Qは,色のついた2セルのどちらに●を入れても(また両方に●を入れても)これと両立する順序を得ることができます。
Q(a\b) |
1 |
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本ページの概要とお願い:
- 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の
特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
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[2012年4月28日 初版をアップ]
(最終アップデート:2013年6月2日)
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