アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』を開く

II.読解のポイントを探る 【P.4 L.10】

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検討項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.4 L.10 もっともこの主張そのものは…解釈することができる Y3 しかし,この主張自体が,この先われわれが見るように, 多くの異なる形で解釈できるのだ



  • 基本的な意味としては,現在の「もっとも...」の表現でも適切に思われるのですが,「もっとも...」と始めると「若干の付け加えを行った」という程度のニュアンするになり,重みに欠ける印象が残ります。
  • 意味の上でこの部分は重要と思われますし, また,該当部分の英文のなかの "as we shall presently see, "は力のこもった表現のように思われます。
  • 以上の観点から,より表現を強めた 「しかし,この主張自体が,この先われわれが見るように,多くの異なる形で解釈できるのだ」の訳案を 考えました。(語順などのもこの方が原文に近く,訳として自然かと思います。)





本ページの概要とお願い:
  • 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の 特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
  • 本ホームページの主旨や注意などについては,こちら(「読解のポイントを探る」項目リストページ)をご覧下さい。




[2011年8月27日 初版をアップ]


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